僕たちはいま”Social Distance”という新しい距離と向き合っています。
東京での自粛が宣言された夜、「なにができるのか、なにをすべきなのか」という苦悩の中でTELE-PLAYの草案を思いつき、すぐさま仲間たちに連絡しました。
“こんな時だからこそ、一緒に音楽ができる場所を作りたい。”
そう電話越しに話すと、皆その場で「是非やりたい」と返事をしてくれました。その夜の興奮は忘れられません。ああ、僕らはまた繋がっていけるんだ、と。
TELE-PLAYでは様々なジャンルからアーティストが集結し、遠隔で音楽制作・録音・撮影をします。書くのは簡単ですが、賛同してくれた多くの人の協力なしにこのプロジェクトの誕生はありえませんでした。
どんなに離れていても、どんな困難を前にしても、音楽を通して繋がっていける。その繋がりを、作品に触れる全ての人が信じることができる。
TELE-PLAYをそんなプロジェクトにしていきたい。
大切なのは、続けていくことです。
どうか多くの人に、幾重もの距離を越えてこの音楽が届きますように。
小西 遼
Profile
サックス奏者・作編曲家。2015年に渡米生活を終え帰国と同時に、鬼才ポップバンド・CRCK/LCKSを結成し、2016年からグラミー賞の2020年度ノミニーである挾間美帆とのビッグバンド企画Com⇔Positonsも共同主宰するなど。Charaのバンドリーダーを始め、King Gnu常田大希のソロプロジェクトMillennium parade、Tempalay、TENDRE、中村佳穂、bonobos、韻シスト、前野健太、あっこゴリラなど多岐に及ぶライブサポート、録音に参加している。自身のプロジェクト"象眠舎"においても精力的に活動、2020年に「Lycoris feat. 中村佳穂」「Sunset blvd. feat. Sarah Furukawa」「Mirror feat. TENDRE」を立て続けにリリースした。2020年新たに”TELE-PLAY”を企画・主宰する。
EPISODE 1 あいにいきたい
FEATURED ARTISTS
Chara
SIRUP
BASI
TENDRE
A.G.O (CIRRRCLE)
HSU (Suchmos)
挾間美帆
真砂陽地
宮川純
中島優紀
関口将史
Shin Sakiura
高井天音
屋敷豪太
吉田沙良 （ものんくる）
VOCAL
CharaSIRUPTENDRE
VOCAL / RAP
BASI
BEATMAKE
A.G.O (CIRRRCLE)
BASS
HSU(Suchmos)
BRASS STRINGS ARRANGE
Miho Hazama
TRUMPET
Youchi Masago
KEYBOARD
Jun Miyakawa
VIOLIN
Yuki Nakajima
CELLO
Masabumi Sekiguchi
GUITAR
Shin Sakiura
TROMBONE
Amane Takai
DRUMS
Gota Yashiki
BACK VOCAL / CHORUS
Sara Yoshida (mononkul)
WRITTEN BY
CharaSIRUPTENDRERyo Konishi
LYRICS BY
BASICharaSIRUPTENDRERyo Konishi
MIX ENGINEER
Toshihiko Kasai (studio ATLIO)
MASTERING ENGINEER
Kentaro Kimura (kimken studio)
SOUND DIRECTOR
Ryo Konishi
MV DIRECTOR / EDITOR
Go Inagaki (HOEDOWN)Hajime Baba (HOEDOWN)
GRAPHIC DESIGNER
Shunsuke Sugiyama
PRODUCER
Kentaro Okumura
PRODUCTION MANAGER
Hiroyuki NasuRyohei Washio
PLANNER / EXECUTIVE ADVISER
Manato Kemmochi
PRODUCED BY
Ryo Konishi
DEVELOPED BY
Y's ConnectionGRANDFUNK INC.
Chara
一貫して「愛」をテーマに曲を創り、歌い続けている日本で唯一無二の女性アーティストである。オリジナリティ溢れる楽曲と独特な存在感により人気を得て、ライフスタイルをも含めた"新しい女性像"としての支持も獲得。2019年、Chara×BASI『Sweet Night Fever』、Chara×荒田洸『愛する時』とコラボ楽曲を配信。2020年、Charaがホストを務める「Rainbow Staircase」の配信プログラムもスタートし、精力的に活動し続けている。
SIRUP
ラップと歌を自由に行き来するボーカルスタイルと、そして自身のルーツであるネオソウルやR&BにゴスペルとHIPHOPを融合した、ジャンルにとらわれず洗練されたサウンドで誰もがFEEL GOODとなれる音楽を発信している。人々の心に寄り添い、本質的に突き刺さるリリックとメッセージは、SIRUPのその声に傾けられた耳を惹きつけ、離さない。2020年3月には最新EP「CIY」をリリース。2017年のデビュー作SIRUP EPから4作連続でApple Music R&Bチャート1位を記録中。5月27日には、グラミー賞最優秀リミックス部門にノミネートされ、国内外のアップカミングな音楽シーンを牽引してきたプロデューサーstarRoとShin Sakiuraのコラボレーションによる最新シングル「HOPELESS ROMANTIC」をリリース。
BASI
1998年に韻シストを活動開始し、結成22年目に突入。2011年に自身のレーベル「BASICMUSIC」を設立。2018年10月に7インチ「愛のままに feat.唾奇 /星を見上げる」を発売し、リリースイベントも即完売。最近ではCHARA、LUCKYTAPESなどの多数の作品にMC（ラッパー）として参加。2019年6月に約2年振りとなる6枚目のフル・アルバム「切愛」をリリースし、同リリースツアーは全公演完売で幕を下ろした。2020年5月から始まるワンマンツアーは全公演即日完売となっている（2021年2月に延期開催）。 basic-music.org
TENDRE
ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロ・プロジェクト。Yogee New Waves、Ryohu、sumika、Chara、SIRUPなど様々なバンドやアーティストのレコーディングやライブに参加し、共同プロデュースなども務め、その活動は多岐に渡る。2020年に入り、Chara+YUKI「楽しい蹴伸び」のサウンド・プロデュースを担当するなどその活動の場を更に広げるTENDRE。新曲「LIFE」、「HOPE」を配信リリースし、9月には2ndアルバムのリリースが決定している。
A.G.O (CIRRRCLE)
国際派ヒップホップクルー、CIRRRCLEのプロデューサー。強いグルーヴ感や先進的なサウンドを得意とし、アレンジ、ミックスダウンまでこなす。自身の作品以外にもSIRUP、Chara+Yukiの楽曲制作など、国内アーティストとの共作も話題を呼んでいる。
HSU (Suchmos)
神奈川県で結成されたロックバンド、Suchmosのベーシスト。 HSU Instagram：@hsu.hayatakosugi Suchmos Official HP： https://www.suchmos.com/
挾間美帆
国立音楽大学およびマンハッタン音楽院卒業。2012年、ジャズ作曲家としてメジャーデビュー。2014年、第24回出光音楽賞受賞。2016年には米ダウンビート誌“未来を担う25人のジャズアーティスト”に選出される。自身のジャズ室内楽団“m_unit” 3作目のアルバム『ダンサー・イン・ノーホエア』が、2020年米グラミー賞ノミネートを果たす。2019年シーズンからデンマーク放送ビッグバンドの首席指揮者に就任。 Photo：Hiroyuki Seo
真砂陽地
大学在学中から音楽活動を始め日本屈指のソウルバンド、「オーサカ＝モノレール」に所属しワールドツアーに参加、脱退後はフリーランスとして活動し、現在はメジャーアーティストサポート、中高、専門学校で後進の育成、レコーディングなど。近年ではKing Gnu、WONK、星野源、ORIGINAL LOVE、大橋トリオ、岡村靖幸、ENDRECHERI、Official髭男dism、ももいろクローバーZ、BRADIO、Negiccoなどのメジャーアーティストのライブサポートやレコーディングなどなど。またグラミー賞ノミネートの挟間美帆のユニットに参加など多ジャンルに渡って活動中。
宮川純
甲陽音楽学院名古屋校卒業。21歳でビクターよりメジャーデビューし、3枚のオリジナルアルバムを発表。2015年リリースの「The Way」は「日本のジャズ新時代を告げる重要作」と各メディアで高く評価される。これまで大野雄二 & Lupintic Six、綾戸知恵、Keiko Lee、TOKU、黒田卓也、ものんくる、IO(Kandytown)、荒田洸(Wonk)、大和田慧、Hanah Spring、kiki vivi lily など、大御所ジャズミュージシャンから新鋭アーティストまで幅広いシーンでのライブやレコーディングに多数参加。
中島優紀
東京藝術大学卒業。在学中より多くのレコーディング、コンサートに参加。2008年、奨学金を得てBerklee College Of Musicに入学。在学中にMark O'connor、Julian Lage、Jeff Galindoなどと共演。Gypsy Jazz Band "Occidental Gypsy"のメンバーとして2度のアメリカツアーを行った。2013年に帰国した後はaiko、安室奈美恵、宇多田ヒカル、関ジャニ∞、中島みゆき、Mr.Children などのアーティストのレコーディングや、ドラマ、映画の音楽のレコーディング、そして自身のライブを定期的に行う。ビョーク、中島みゆき、関ジャニ∞などのライブにも参加している。
関口将史
東京藝術大学器楽科を卒業。3歳からチェロを始める。スタジオワーク、アーティストのサポート演奏、編曲、レコーディングを中心に、自身のプロジェクトまで幅広く音楽活動を展開するチェロ奏者。インストポストロックバンド、『Ja3pod』(ジャミポッド)主宰。石川さゆりバンド、菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールのメンバーとして活動。小田朋美、なつやすみバンド、ものんくる、cero、古川麦、中村翔、うつくしきひかり等にサポートアーティストとして参加。
Shin Sakiura
プロデューサー／ギタリスト。2015年より個人名義でオリジナル楽曲の制作を開始。エモーショナルなギターを基としながらもHIP HOPやR&Bからインスパイアされたバウンシーなビートとソウル～ファンクを感じさせるムーディーなシンセ・サウンドが心地よく調和されたサウンドで注目を集め、これまでに『Mirror』『Dream』『NOTE』の3枚のフル・アルバムをリリースしている。また、SIRUPのライブをギタリスト／マニピュレーターとしてサポートし、SIRUPや向井太一、s**t kingz、showmore、Rude-α、miwaの楽曲にプロデュース／ギターアレンジで参加するなど活躍の場を広げ、アパレルブランドや企業のPV、CMへの楽曲提供も行っている。
高井天音
国立音楽大学を山下洋輔賞を受賞し卒業。第42回山野ビッグバンドジャズコンテストにて優秀ソリスト賞を受賞。現在角田建一ビッグバンドにてリードトロンボーンプレイヤーを務める。2018年より杏里のツアーに参加。またアーティストサポート、レコーディングも多数おこなう。
屋敷豪太
62年京都生まれ。88年イギリスに活動拠点を移すと、89年Soul ll Soulのアルバムに参加することからグランド・ビートを生み出し、世界的な注目を集める。91年にはSimply Redの「Stars」に参加し、2年間にわたるワールドツアーに参加。以降ロンドンを拠点にBjork、Sinead O’Connor、ＳＥＡＬなど様々なアーティストの作品に参加し、日本でも藤井フミヤ、槇原敬之、スガシカオなど多数アーティストの作品に参加している。
吉田沙良 （ものんくる）
"ものんくる"のボーカル担当。桐朋学園で声楽科専攻、洗足学園大学でジャズを学び、自身のバンド"ものんくる"を中心に活動中。その他CMソング、TVアニメや映画の劇中歌やナレーション、舞台役者など現在に至るまでジャンルレスな活動をしてきている。2011年結成のものんくるではこれまでに4枚のアルバムをリリース。フジロックFESを始め、BlueNoteTokyo、恵比寿LiquidRoom等で単独公演をsoldoutさせる等、幅広い世代に注目を集めている。